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●ハイエルフ・グレイトイーグル
どうも旧モデルのいいやつらしい。ウフフ。
色はイヌワシを見ながら。本当は白い部分をもっとこー、グレー入った白にしたかったんだけど、コレ以上手を入れると自爆する! と危機感を感じたのでここでストップ。
爪を広げて急降下してる方のモデルは、わざと支柱をナナメにして目線を獲物に。そのままだと、目線が真下向いてたので…。
支柱は結局、全接着。輸送はちょっと困るけど、グラつかないし概ね満足。
あのプチプチちぎるスポンジ、もうちょっと欲しいなぁ…。
▲背面。
サーフェリーはグリフォンの湖領は、ラフズドレス山という山岳地帯がある。湖を見下ろす、内大陸と外大陸を隔てる優美な山脈だ。そこには、グリフォンの湖領の名のとおり、野生のグリフォンと、そして気高いグレイトイーグルが生息している。
グレイトイーグルは賢く傲慢不遜な空の王者であり、古くからハイエルフたちと同盟して共に戦って来た。
ラフズドレス山のグレイトイーグルは、その鋭い視力で外大陸から不法に内大陸に侵入するものを監視し、領内のハイエルフに急を知らせる役目を担ってきた。
エリシル(青の翼)とエルシル(緑の翼)と名を与えられた二羽のつがいのグレイトイーグルもまた、その役目を遂行していた。
彼らは山脈を越えようとするグリーンスキンの一団を発見し、夫のエリシルが監視を続け、妻のエルシルが最も近くのハイエルフに急を告げに飛んだ。
その時近くにいたのは、ルーアイリルの軍で派手に喧嘩をして一人馬を走らせていたエリリオンの姫セルエラだけだった。
妻のエルはセルエラを伴い、急ぎオークの越境隊のもとへ向かった。
オークたちは、偶然ウルサーンに流れ着いた船乗りたちであり、彼らは飢えていた。上空を旋回するエリシルに矢を射かけ、久しぶりの肉を得ようと考えた。エリシルは素早く高度を上げ、妻が早く戻ることを祈った。
到着したセルエラの姿は、エリシルを大きく失望させた。いくらオークが少数とは言え、一騎で何ができようか。最近のハイエルフの内乱は、防衛力をも大きく弱体化させたのだろう。彼には内乱を繰り返すアシュールの内心は理解できなかった。地に縛られた哀れな羽毛なし。
しかし、エリリオンの姫は彼の予想に反してよく戦った。むらがるオークたちを誘い出し、引き射ちを繰り返して確実に屠っていく。
エリシルは感嘆の鳴き声を上げ、次に彼女の援護をするために急降下を始めた。
その後、セルエラのが負傷していたため、夫婦は彼女を自らの巣へと誘った。すでに日は落ちかかり、女一人では危険であろうと考えたのだ。
セルエラは乗騎の霧姫に、軍の野営地に戻るよう放してエリの背を借りた。
巣には幼いグレイトイーグルの雛が待っており、彼女はそこで一夜を過ごした。
大きくなっていく軍団に戸惑い、ふくれあがる責任と、薄れていく温かみに不満を抱いていた彼女の愚痴を聞くのに、賢くもエルフ語を話さないイーグルは絶好の相手だったのであろう。
翌日、彼女は迎えに来たウーランと共に軍に戻るが、その後もちょくちょく巣を訪れた。
この夫婦の子であるひな鳥は、アルシル(金翼)と名付けられ、後にセルエラの乗騎として活躍し、死ぬまで彼女の理不尽な愚痴を聞かされ続けるのだった。
夫のエリシル
妻のエルシル
急降下するポーズちょうかっこいい